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賢さは人を幸せにするか [中国ドラマ全般]

なんかPCの内蔵ドライブが一部のディスクを認識しないという問題があって、以前から苦労していたのですが、このエントリを書くのにどうしてもDVDが必要なので、外付けドライブを購入してしまいました。

まぁ何かの時に役立つので、決して無駄ではない。。はず。。。そう思いたい。。オネガイ。


中国ドラマを見てると、「美しく、また賢く、人望もあり、しかし不幸」という女性キャラクタが多いような気がします。今回はそういう人を取り上げてみたいと思います。

まず、今鑑賞中の「美人心計」から、ヒロインの窦漪房。
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たとえば;
・謂れの無い罰を受けてこの薬を飲んで死ねと言われて飲んでしまうが、それは仮死状態にする薬で、その後息を吹き返す。目覚めた時、太后(呂后)に「そんな簡単に死なせる訳にはいかない」と言われて「では何をすればよいのでしょう?」と即座に聞き返す
・旅の途中の宿で火事があり、お付きのものが「逃げましょう」というのを「この湿地で火事が起きる訳がない。飛び出してくるかどうか、試されている。私達を死なせる筈がないので、そのうち消火するはず」と動こうとしない。
・代王、太后が毒殺されるかどうかの時、とっさの判断で「私が毒見いたします」と途中でひったくる。

他にもあるんですが、こういう賢さがこの人を救っているかというと、他からやっかみを受けたり、妹分の慎儿には逆恨みされ、薄太后には只者ではないと目を付けられる訳です(実際、この時点の窦漪房は王宮の内情を探るべく送り込まれたスパイ)。

あんまり先読みして動くと、自分の首を締めるパターンでしょうか。


次はみなさんおなじみの阿朱です。
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喬峯は豪放磊落といえば聞こえはいいですが、まずは体力勝負、そして酒勝負で、頭は後から付いてくるタイプ。
阿朱はそんな喬峯をしっかり立てて、しかしいろんなところで知恵を働かせます。年はどっちが上なんでしょうね。姉さん女房にも見えますが、精神年齢が上なだけかもしれません。喬峯のエライところは頭の回転が阿朱に敵わないと知ってるのか(それすら自覚がないかも?)、彼女の知恵に素直に関心して余分なプライドを持ち出さないところですね。

彼女はそういう自分の知恵で、喬峯の為ではありますが、自分を追い込んで、最後は非業の死を迎えます。


最後。ドラマ「京華烟雲」のスーパーヒロイン、木蘭(木兰)。演じるのは赵薇(ヴィッキー・チャオ)。
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この人も才色兼備、人望あり、底なしの優しさと忍耐力を備えた人です。物語中では妹の不始末のため好きでもない男の元に嫁ぎ、その旦那の浮気を黙認するばかりか浮気相手との子供まで引きとり、相愛の男は自分は既婚だからと妹に譲ってしまうという、「な、なにを言ってるのかわからないと思うが(AA略)」ってな位の底なしです。

とにかく、上記の笑顔のシーンをさがすのに苦労したって位、笑うシーンが少ない。木蘭がくつろげるのは実家のお父ちゃんといるときだけで、後は無理に無理を重ねている様子。

ちなみにヴィッキー・チャオは最近「花木蘭」という映画に出演してますが、役どころは名前ばかりか性格もよく似てます。



こういう人達を見ていると、才気走った人というのは、人並みの幸せを得るのに苦労するのかなーと思います。上の3人は自分の立場や知恵の使いどころをわきまえていて、決して他人を見下したりする訳ではないですが、周囲が勝手に気詰まりなんでしょう。

「女は少し位バカのほうがいい」とか「亭主元気で留守がいい」などと言うつもりは全くありませんが、牙を剥くところと引きどころのバランスを取るというのは難しいものだなぁと思います。
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